マウンテンバイクなんか乗ったことないのに自転車で九州ぐるっと旅に挑戦した、人生ノリだけで生きているかーりー(@25karly25)です。
自転車旅って結構ハードルが高いって思いませんか?
私も自転車旅をする前は、”普段からトレーニングをしている人しか無理でしょ”って思ってました。
でも実際に九州を一人で自転車で周ってみて、やる気さえあれば初心者でもなんとかなるってことがわかりました。
私は自転車の知識なんて全くありませんでしたし、持ち合わせていたのはやる気だけ(笑)
この記事では、これさえ抑えておけば初心者でも自転車旅ができる!というものを3つのトピックに分けてお話ししたいと思います。
「本当に初心者の自分が自転車旅なんてできるのかなぁ」と思っている方の背中を押せたら嬉しいです。
目次
自転車で旅をしようと思ったワケ
自転車の旅を考えた時、私は熊本で仲居さんのアルバイトをしていました。
カナダのワーホリビザが下りるまで、つなぎで働かせてもらっていたのですが、6月の中旬に無事にビザも下り、約1ヶ月後の飛行機のチケットを取った状況でした。
1ヶ月もあるし、何か面白いことしたいなぁ
と考えて、ふと頭に”自転車旅”が思いついたんです。
と言うのも友人が数ヶ月前にアメリカを自転車で横断していて、「楽しそう!いつかやりたい!」と思っていたからです。
思い立ったら吉日!
すぐにその友人に連絡を取り相談したところ、数日後には私の元にマウンテンバイクと旅に必要な小物が届きました。(どうせこの後カナダ行くし、高い自転車買いたくないなって話したら、俺のを使っていいよ!と)
しかも着払い、なにこのイケメン。
送られてきた自転車はタイヤやブレーキなどが分解されていたので、組み立てるところからスタート。
自転車の知識なんてゼロだった私は、Youtubeの動画を見ながら1人で試行錯誤したのを覚えています。
そこからは早かった!
時間もなかったので旅館のみんなにお別れをして、自転車が届いて1週間後には出発しました!
その1:泊まるところはどうしたのか?
自転車旅をする中で一番の不安要素は、恐らく宿泊場所だと思います。
私も自転車旅の勝手が分からなかったので、そのことを友人に相談したら、「日本だしなんとかなるよ」って言われただけでした。
考えてもやってみないと分からないので、結局ろくに調べもせずに出発したのですが、本当になんとかなりました。
私の場合は九州各地の住んでいた友人に泊めてもらっていたので、全日程の半分くらいは友人宅で過ごしました。
ですが、周りを見ながら走っていると、意外と宿泊できるところってたくさんあるんです。
私がお世話になった場所として、
- 民宿(夕方たどり着いた町で観光案内所に行き紹介してもらった)
- 漫画喫茶(結構どこにでもある)
- スーパー銭湯(三畳の個室、湯船につかれてハッピー!)
- ラブホ(豪雨がやばい!これ以上進めない!周りに何もない山奥だったが、ラブホを見つけて飛び込んだ)
- ゲストハウス(田舎と知っていたので、その日の朝出発する前に予約)
数日走っていると、自分が1日にどれだけ走れるのかがわかってきます。(私の場合は70km〜100km)
その日どこまで行けそうなのかを朝のうちに確認し、到着する街が栄えていそうだったら特に予約はしないというスタイル。
理由は、そっちの方が旅っぽくて楽しいから!笑
不安な人はあらかじめ調べ、予約していくのも全然アリだと思います。
私は利用しませんでしたが、道の駅に24時間の仮眠所があったり、ライダーハウスといってバイクや自転車で旅をしている人が安く泊まれる(一泊500円とか)ありがたい場所もあったりします。
その2:梅雨、真夏、真冬は避ける
完全なる思いつきで自転車旅を決めた私。季節のことなんて全く考えていませんでした。
私が出発したのは6月中旬。そう、梅雨真っ盛り!
けど、「自転車旅楽しみや!!」の気持ちが先行して全く気づいていませんでした。(本当にあほ)
しかもその年の九州は歴史的なゲリラ豪雨が続いていて、自転車旅をした18日間の2/3は雨。
悲しいことに、ほぼ毎日カッパを着て走っていました。(上下セパレート型がオススメ!)
※あちらこちらで通行止めや土砂崩れ
すごーく初歩的なことですが、4月〜6月上旬、9月〜10月下旬あたりがベストじゃないかと思います。
その3:方向音痴に勧めるアプリ
maps.me
旅好きなら絶対に持ってるであろう王道アプリ。
オンラインの場所であらかじめ地図をダウンロードしておくと、オフラインでマップが使えます。
そういったアプリは他にも多くあるのですが、このアプリのすごいところは車、自転車、徒歩を使った時のルートや所用時間をオフラインでも検索してくれることです。
Googlemapももちろん使えるのですが、自転車のルート検索が出来ませんし、山道などに入った場合電波が入らないことも普通にあるので、オフラインで使えるアプリの存在はとっても心強いです。
自転車NAVITIME by NAVITIMEナビ
このアプリは、自転車専門のマップアプリです。このアプリの魅力として
- ルート検索の際、「距離が短い、坂道が少ないor多い、裏通りor大通り優先」など優先順位をつけて検索が可能
- 経由地を含めたルート検索が可能
- ルートの高低差をグラフで確認できる
有料版もありますが、無料版でも十分な機能が備わっています。
私は高低差を調べ、時間がかかったとしてもなるべく坂道がないルートを選んでいました。
距離が短くても長い上り坂があると結局自転車を押さなければいけないので、最終的に時間がものすごくかかったりするので注意が必要。
こんな感じでおすすめのアプリを紹介!って言っていますが、実は私が自転車旅をしていたとき、携帯を契約していませんでした(笑)
スマホは持っていたのでWi-Fiが拾えるところは使う、といった感じで上手にやっていました。
携帯なんかなくても、なんとかなっちゃうんですよね。
自転車旅を終えて思うこと
自転車の漕ぎ方さえ分かっていれば、結構なんとかなります。
ママチャリと折りたたみ自転車しか乗ったことのない私でもこの通り、18日間の自転車旅が出来ました。
しかも、ゲリラ豪雨真っ只中、さらには携帯も契約してないという悪条件です。(良い子はマネしないでネ!)
自転車で走っていると、本当にいろんな人が声をかけてくれます。
わざわざ車を止めて差し入れをくれたり、泊まるところがなかったら泊めてあげると声をかけてくれたり、人の優しさをたくさん感じられる旅になりました。
豪雨の中走っていると、「自分なにやってんだぁ〜」って急に虚しくなったりするんです。
でもそんな時に良い出会いが不思議と舞い込んできます。
大変だったけど、振り返ってみると本当に挑戦してよかったと心から言えます。
体力的には確かに大変ですが、やる気さえあれば自転車旅なんて全然ハードル高くないです。
自転車の種類もわからない、マウンテンバイクなって乗った事のない私でもできたので、誰にでもできます!
精神的にも肉体的にも鍛えられましたし、最高の思い出ができたので、悩んでいるみなさんにもぜひ挑戦してもらいたいです。
※私が実際に走ったルート(ピンク:自転車、黄色:フェリー)
通りすがりですが、面白そうなので更新楽しみにしてます。そんな自分は来週からチャリ旅します。カーリーさんのチャリと似てる気が…。